取り組み

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地域の皆様に愛される安全で質の高い病院づくりに日々取り組んでいます

医療技術の向上に向けて

JHQCクオリティクラスプロフィール認証を受けました。 2016/09/20

9月15日(木)に、日本版医療MB賞クオリティクラブ(Japan Healthcare Quality Club=JHQC)が認証している、クオリティクラス プロフィール認証を広島県内で初めて受けました。

 他の第三者評価である、病院機能評価などと比べても、JHQCクオリティクラス認証はご存じない方も多いかもしれません。病院機能評価は、患者さんに対する医療の質が評価対象ですが、JHQCクオリティクラス認証は医療サービスを含めた経営の質が評価対象となります。経営と言うと、売上や利益率というイメージが強いかもしれませんが、財務的な経営指標の他に組織の運営、人材育成といった幅広い観点から病院の経営・マネジメントを評価するものです。その他にも、一定の基準に達しているのかだけを評価されるのではなく、経営システムが構築されているのかなど、病院経営全般で恒常的にPDCAサイクルが適切かというプロセスにも着目されます。これによって、自組織の取り組みが明らかになり、ひいては職員・患者・地域満足につながり、経営機能の向上につながっていく仕組みづくりとなります。
 
 認証式では、以前、当院でご講演頂いた福井県済生会病院の登谷大修院長による記念講演や『環境変化と病院経営』と『病院改革の取り組み』というテーマで認証病院によるパネルディスカッションが行われ、各病院での取り組みを聞くことができました。どの病院も、理念・ミッション・ビジョンを明確に持っており、全職員がその実現に向かって取り組んでいる事が挙げられていました。また、役職者だけでなく職員全員が積極的にそのシステムの中に入り込んでいたのが印象的でした。
 今回のプロフィール認証をきっかけに、JHQCの経営品質の考え方を活用して、井野口病院の理念である『元気はつらつ あたたかい心の病院をめざして』に表されるように、職員が活き活きと働くことで、職員満足、働きがいとなり、その職員からの医療サービスを受ける患者さんや地域の方の幸せにつながるような取り組みをしていきたいと思います。

企画課 田淵