認定看護師一覧

食べる楽しみを取り戻す

2015/04/17 室井 恵美

摂食・嚥下障害看護認定看護師として、患者さまの“食べたい”という願いに応えられるよう、専門知識・技術を持ってサポートしています。食事介助や嚥下リハビリに十分な時間を確保するのは容易ではありませんが、スタッフみんなで協力し、目標に向かって努力を続けています。経口摂取の可能性を広げ、「食べる楽しみを取り戻す」ことが回復力向上につながる…。その思いを数年間看護師として働いてきた中で確信し、摂食・嚥下障害看護認定看護師をめざそうと決意しました。資格を取得して良かったことは、自分の看護に自信がついたこと。働きながらの勉強は大変でしたが、病棟の仲間や先輩方にいつも助けていただき感謝しています。

課題としては、当院に入院している間にリハビリをして食べられるようになっても、退院先で嚥下機能が落ちてしまうと、「口から食べることが難しい」という判断になり、経腸栄養という結果になってしまう可能性があります。施設や在宅に帰る人も、病院にいるときと変わらず、安心して食事をすることが出来るよう『食事情報提供シート』を作成し、情報を共有する必要があると思います。

実際に施設に赴いて、施設の職員さんと話し、指導や相談を受けたりすることで、施設入所の方も、その施設で食べることが出来るようになれば良いなと思い、活動を地域に広げていきたいと考えています。「どの病院・施設に転院しても、同様の嚥下ケアが受けられる。」そんな地域社会が実現できたらいいなと思います。